規格乱立ということになりかねないので、本当は新しいキー配列を提唱することは避けたかったのだが、キーボードにはこのぐらいすっきりしていてほしいという発想に基づいて、親指シフトの配列に最低限の改変を加えてみた。
基本的には親指シフトの場合の記号キーを英字入力の場合と同じキーに移動している。たとえば「/」(下段の右手小指の位置)は、英字入力の場合は単独で、親指シフトの場合は青シフト・キーと同時に打鍵する。なお、「8」と「9」(最上段の右手中指と薬指の位置)は、親指シフトの場合も英字入力の場合も単独で打鍵すると数字になるが、親指シフトの場合に青シフト・キーと同時に打鍵すると「<」または「>」になる。親指シフトの場合に、英字入力の場合と同じキーを割り当てることができなかったのは、「+」、「,」、「.」、「<」、「>」、「?」の6つだけだ。エスケイプ・キーを残すことはできなかったが、大きな問題ではないであろう。
入力方法の説明も再掲しておこう。
赤字の濁音と赤マークは赤シフト・キーと同時に打鍵する。青字の濁音、半濁音などの緑字、青マークは青シフト・キーと同時に打鍵する。それ以外は単独で打鍵する。
(2004年2月29日掲載、2012年2月18日更新)
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