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朝日新聞編集委員が痛快と

朝日新聞編集委員の投稿
朝日新聞の小滝ちひろ編集委員が自身のTwitterで以下の投稿を行った。「あっという間に世界中を席巻し、戦争でもないのに超大国の大統領が恐れ慄く。新コロナウイルスは、ある意味で痛快な存在かもしれない。

信じられない投稿だ。新型コロナウイルス感染症によって、世界中のどれほど多くの人が命を奪われ、生命の危険に晒され、仕事をなくし、困窮しているのか、本当に理解しているのであろうか。このような災禍を「痛快」と感じるなら、今後、その人の書く記事に共感することなど全くできないであろう。

朝日新聞の謝罪
小滝さんの発言がインターネット上で集中砲火を浴びると、朝日新聞が謝罪のために以下の投稿を行った。「朝日新聞記者の小滝ちひろ編集委員が13日、ツイッターに不適切な投稿をしました。本社は、報道姿勢と相容れない行為だったと重く受け止め、専門的な情報発信を担う『ソーシャルメディア記者』を取り消しました。本人が説明やおわびなしにアカウントを削除したことも不適切でした。深くおわびします。」

この謝罪も全く不適切だ。まず、小滝さんの投稿が不適切だと判断した理由が、報道姿勢と相容れないからとしている点だ。朝日新聞の報道姿勢など関係ない。本来は、投稿が不適切な理由は、反社会的だからと説明しなければならなかったところであろう。朝日新聞は、小滝さんの投稿の問題がそれ以上広がらないように、故意に問題を矮小化したのではないか。また、小滝さんを懲戒解雇しないのならば、どうして本人に謝罪させないのであろう。本当に今後も小滝さんに編集委員が務まると考えているのであろうか。

また、小滝さんに対する処分はどのように考えているのであろう。懲戒解雇に匹敵するほどの不祥事ではないかと思うが、降格処分とも考えられない「ソーシャルメディア記者」の肩書の取り消しだけで済ますつもりなのであろうか。編集委員を続けさせ、しかも今回の投稿について何の説明や謝罪もさせないのは全く不適切だと思う。

朝日新聞の報道姿勢に思う
朝日新聞が左派寄りの新聞として政府に対して批判的な立場から報道を続けていることは、一定の意義があると考えている。しかし、そのためには、自らに対しても厳しく律するということでないと、ダブル・スタンダードとの謗りを免れないであろう。

(2020年3月15日執筆、2021年12月25日更新、2024年8月5日掲載)

鳥越俊太郎さんの暴言
ジャーナリストの鳥越俊太郎さんが、12月13日付のTwitterで以下の投稿を行った。

テレビでは相変わらずコロナ、いやオミクロンで大騒ぎだが、感染者数は減ったまま、増えない!第六波を予測、いや断言していたこの人達はどうするのかねぇ?それともやっぱり第六波来るか?どちらにしてもこちとらには興味深いなぁ!特に西浦センセどうする?

そろそろ第6波が来ている。感染者に占める重症者の割合は高くないのかもしれないが、重症者数そのものが少ないという保証はなく、関係者の心痛や心配はいかばかりであろうかと思う。それを報道する側が興味深いとは何事だ。鳥越さん、晩節を汚さず、そろそろ引退するべきではないか。

(2021年12月25日執筆、2024年8月5日掲載)

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